Attracting Tomorrow Report 4

TDKオーロラプロジェクト

ドラッグするとオーロラが動きます。

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オーロラ。その発生メカニズムのキーは地球の「磁性」。しかし謎はたくさんあります。例えばカーテン状のオーロラ。東西数十万m以上にわたって広がる雄大な現象ですが、厚みは100m以下と超極薄。なぜこんなに薄いのか。まだよくわかっていません。

TDK。多彩な電子部品をつくっていますが、コアテクノロジーは実は「磁性」。80年以上前、フェライトという磁性体に出会い、その不思議な力に魅了され、様々な製品を生み出してきました。そして今も「磁性」のまだ見ぬ新たな特性や用途をTDKは追求し続けています。

オーロラに迫れば「磁性」の新しい世界が見えてくる。そうTDKは考え、オーロラ研究の第一人者、国立極地研究所 准教授 片岡龍峰氏と学生達とともにプロジェクトチームを結成。まずオーロラの厚みまで完全分解できる、全球360度19Kで撮影可能な超高解像マルチカメラシステムを開発。そしてアラスカへ。2017年2月末から4月末まで約2ヵ月間にわたる長期撮影を実施。世界最高レベルの高解像オーロラ映像の記録に成功しました。

撮影期間中、磁気嵐も何度か発生し、滅多に見ることのできない貴重な映像も記録。関連する研究や教育に関わる方々にもご活用頂けるように、そしてTDKのコアテク「磁性」の不思議さ、美しさを多くの人に感じて頂けるように、ハイレゾオーロラ映像を順次公開していきます。

オーロラ研究が引きよせる未来

国立極地研究所 准教授

片岡 龍峰 氏 インタビュー